ピエールボナールが英2歳G3ゼットランドSを完勝、来春はダービー路線へ
2025年10月15日 12:45

現地11日、英ニューマーケット競馬場でG3ゼットランドステークス(2歳、芝10ハロン)が行われ、C.スミヨン騎乗の1番人気ピエールボナールが五分の発馬から6番手まで下げると、終盤は外ラチ側に持ち出されて突き抜けた。
1馬身1/2差の2着に勝ち馬の直前を追走していた2番人気のエンドースメント、さらに1馬身差の3着には勝ち馬と並走の6番人気デルマーロが続いた。
ピエールボナールはキャメロット産駒の牡馬で、2着のエンドースメントともどもA.オブライエン調教師が管理。7月24日のデビュー戦はレパーズタウン競馬場の芝8ハロンで4着に敗れ、8月15日の2戦目にダンドーク競馬場のオールウェザー8ハロンで勝ち上がっていた。これで通算3戦2勝としている。
英競馬メディア『attheraces.com』が報じたコメントで、オブライエン師はピエールボナールにまだ幼さがあり成長の余地が大きいとし、来春はトライアルから英ダービーを狙う方針を明かした。また、スミヨン騎手は「加速が良くて楽勝だった。来シーズンは凄い馬になるよ。こんな凄い馬たちに乗れてラッキーだし、彼は厩舎でまた1頭の2歳トップホースになった」「ゴールでは余力が十分だったから、来シーズンはちょっとした馬になるだろうね」と素質を絶賛している。