ドラクロワ輩出の英G3オータムS、今年はハンケロウが1番人気に応える
2025年10月15日 12:50

英ニューマーケット競馬場で現地11日に行われたG3オータムステークス(2歳、芝8ハロン)は、1番人気のハンケロウが発馬良く残りの6頭を両脇に3頭ずつ従える形で先導し、終盤の追いくらべから抜け出して快勝した(1馬身1/4差)。
4頭が並んだ2着争いは首の上げ下げで決まる接戦となり、勝ち馬の背後から内ラチ側に進路を取った2番人気のアルザナティが、勝ち馬の外側で離れず追走した最低7番人気のグレイシアスに先着(アタマ差)。さらにハナ差の4着に5番人気のニュージーランドが続いた。
ハンケロウはK.バーク調教師が管理するナイトオブサンダー産駒の牡馬で今回が重賞初挑戦。6月28日にヨーク競馬場の芝7ハロンでデビュー勝ちし、それからの2カ月半ぶりの前走はドンカスター競馬場のリステッド(芝7ハロン)でハナ差の惜敗を喫していた。
英競馬メディア『attheraces.com』によると、バーク師は「英2000ギニー向きの俊敏さが十分にあるか、あるいは距離を延ばすかだね。考える時間はたくさんあるし、これほどの馬を持てるのは信じられないほどラッキーだよ」と、同舞台の英2000ギニーを狙うかについては保留している。