ケンタッキーダービーの舞台であるチャーチルダウンズ競馬場などを運営するチャーチルダウンズ社は現地14日、欧州と中東を対象とするKYダービー出走馬選定シリーズにG3サウジダービーら3レースを追加すると発表した。

　KYダービーの出走馬を決めるポイントシリーズは米国内の他に日本および欧州・中東版の3ブロックに分けられているが、今回の発表で新たに追加されたのは欧州・中東版のみ。サウジダービーの他にドバイのG3UAE2000ギニーとドバイロードトゥケンタッキーダービーステークス（リステッドのアルバスタキヤから改称）が対象となる。

　配点はサウジダービーが1着から5着まで（30、15、9、6、3点）、ドバイの2レースは（20、10、6、4、2点）。UAEダービーは従来通り（100、60、30、15、10点）のままで、欧州・中東版シリーズは全10レースに拡充となる。

　今回の改変についてチャーチルダウンズ社のB.カースタンジェンCEOは、KYダービーのブランドを最もダイナミックな2つの史上に拡大し、世界のオーナーや調教師、ファンと継続的な関係を構築してKYダービーの世界的な重要性を強化すると表明。ドバイレーシングクラブのA.アル・アリCEO、サウジアラビアジョッキークラブ会長のファイサル殿下も、チャーチルダウンズ社との関係強化により両国競馬界の発展に寄与するものと歓迎している。