F.グラファール厩舎の強豪カランダガンは、現地18日のG1英チャンピオンステークスで昨年2着の借りを返すことに自信を見せている。

　グレンイーグルス産駒の4歳セン馬カランダガンは、昨年の英チャンピオンSで1番人気に推されたものの伏兵アンマートの2着。今年もG1ドバイシーマクラシックと英G1コロネーションカップで連続2着と惜しいレースが続いたが、6月のサンクルー大賞でG1初制覇を果たすと、7月末の英G1キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスも連勝してみせた。

　今回は約2か月半ぶりの実戦となるが、オーナーであるアガ・カーンスタッドのN.ラウス氏は「彼の状態にはとても満足している。昨年のこのレースを最後に10ハロンを走っていない点には疑問符がつくかもしれないが、彼は万能な馬だ。絶好調で、アスコット競馬場を好み、非常に信頼できる。いつもいいレースをしてくれる」と英競馬メディア『At The Races』にコメント。

　また同氏は「良馬場の開催になったのも非常にうれしく、7番枠にも大変満足している。昨年の1番枠は彼向きじゃなく、スタートダッシュが悪かったのでミカエル（バルザローナ騎手）は内でポジションを確保せざるを得なかったがうまくいかなかった」とも話している。