エストレンジは現役続行で悲願のG1獲りへ、今年回避の凱旋門賞挑戦も
2025年10月23日 12:50

現地18日のG1英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークスで2着と善戦したエストレンジは、5歳となる来年も現役を続行することが陣営から発表された。英競馬メディア『At The Races』が報じている。
D.オメーラ厩舎のナイトオブサンダー産駒エストレンジは今年、5月の英G3レスターピゴットフィリーズステークスと7月の英G2ランカシャーオークスを連勝。8月の英G1ヨークシャーオークスでは3歳最強牝馬ミニーホークの2着に入って10月の仏G1凱旋門賞を目指していたが、レース直前に呼吸器系の不調で出走回避。それでも英チャンピオンズフィリーズ&メアズSでは連覇を果たしたカルパナの2着と好走した。
オーナーであるチェヴァリーパークスタッドのマネージングディレクターを務めるC.リチャードソン氏は「今年は天候にも恵まれなかったが、来年はコンディションも変わって凱旋門賞をまた目指すかもしれない」とコメント。「もっと活躍してくれることを期待している。牝馬の現役続行はうまくいかない時もあるが、彼女はチャンスをつかむだけの実力を持っている」と期待を寄せた。