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仏2000ギニー馬アンリマティスが引退、クールモアスタッドで種牡馬入り

2025年10月25日 12:00

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 今年の仏2000ギニーを制したアンリマティスが引退し、アイルランドのクールモアスタッドで種牡馬入りすることが馬主のクールモアから発表された。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

 アンリマティスは9月に急死した名種牡馬ウートンバセットの産駒。2歳時に米G1ブリーダーズカップジュベナイルターフなど重賞3勝を挙げ、3歳となった今年は仏2000ギニーを制覇。その後はマイルG1を3戦して未勝利に終わり、通算11戦6勝での引退となった。

 母のイモータルヴァーズ(父ピヴォタル)は仏G1ジャックルマロワ賞などを制した名牝で、半兄には仏G1ジャンプラ賞などを勝ったテネブリズム(父カラヴァッジオ)がいる。またクールモアスタッドには同じウートンバセット産駒で同世代の仏ダービー馬カミーユピサロも種牡馬入りしており、第二のキャリアでは同期生として父の後継種牡馬の座を争うことになる。

 クールモアのD.オローリン氏は「アンリマティスは2歳で6ハロン、7ハロン、8ハロンのG1ないしG2を勝った素晴らしい馬。BCジュベナイルターフではライバルを圧倒し、仏2000ギニーではトラックレコードを破る勝利で再び輝きを証明した。ウートンバセット産駒で2歳と3歳の両方でG1を勝ったのはアンリマティスとカミーユピサロだけだ」と語っている。