現地10月31日、米デルマー競馬場でG1ブリーダーズカップジュベナイルターフスプリント（2歳、芝5ハロン）が行われ、I.オルティスJr.騎乗の米国馬サイフェアが欧州勢を返り討ちにした。

　サイフェアは逃げ馬の直後の2列目でレースを進め、1番人気に推されていた欧州勢のトゥルーラブは中段の外でやや厳しい位置取りに。直線入り口で2番手まで上がっていたサイフェアは逃げるシュワルツェネッガーを楽にとらえて先頭に立つと、追い上げてきたブリュッセルを3/4馬身差で振り切った。

　さらに1馬身1/4差の3着にはL.デットーリ騎乗の伏兵アスペクトアイランドが入り、コーナーで外を回らされたトゥルーラブは勝ち負けに加われないまま8着に終わった。

　G.ウィーバー厩舎のサイフェアはノットディスタイム産駒の牝馬。前走のリステッドで2勝目を挙げており、重賞初挑戦でのG1制覇で通算4戦3勝とした。