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豪G1ヴィクトリアダービー、ガイヤース産駒のオブザーバーが逃げ切り

2025年11月05日 14:15

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 豪G1ヴィクトリアダービー(3歳、芝2500m)が現地1日にフレミントン競馬場で16頭により争われ、1番人気のオブザーバーが抜群のスタートからハナに立って力強いペースを保つと、2着のアルコーラ(13番人気)に0.75馬身差をつけて逃げ切った。

 4番枠のオブザーバーはゲートを真っ先に出る抜群のスタートを決めると難なくハナに立ち、2馬身ほどのリードで中間点を通過。2番手の馬が最終コーナーで半馬身ほどに近づくも鞍上のM.ザーラ騎手は手綱を抑えたまま慌てることなく、直線の残り300mから満を持しての仕掛けで押し切った。

 アルコーラは道中6番手追走から2着に続き、直後の内で7番手追走の未勝利馬ディールダンファストがさらに0.75馬身差の3着に入線。2番人気のプロビデンスは中団の後ろから5着に終わった。

 オブザーバーはゴドルフィン所有のガイヤース産駒でC.マー調教師が管理。2歳終盤の今年5月にデビューして6月の2戦目で勝ち上がり、今季3戦目の前走はG2ゴルフヴァーズで重賞初制覇を飾っていた。これで通算73勝(22回)としている。

 豪競馬メディア『racing.com』によると、ザーラ騎手は「彼は決してスイッチをオフにしない。いつも手綱を引っ張ってるけど、タフな馬で父親にそっくりなんだ。終盤で他の馬たちが捕まえにくると、もう一度踏ん張った。とても良い勝利だったね」「前走で1500豪ドル(約15万円)を払わされたけど、今日のために何馬身か温存したのさ」と手綱を緩めるのが早く過怠金を取られた前走に触れながら完勝劇をアピール。来年には2000mが適距離になるとの考えを明かしている。