「冷たい。悲しい。無慈悲。恥ずべきことだ」フィアースネスの馬主がペースメーカー上場を非難
2025年11月07日 17:56
BCクラシックで3着に敗れたフィアースネス(牡4)のマイク・リポール氏(リポールステーブル)は5日、自身のX(旧ツイッター)で再びシエラレオーネ陣営(ピーター・ブラント氏、チャド・ブラウン厩舎)を批判した。
BCクラシックでシエラレオーネのラビット(ペースメーカー)を務めたコントラリーシンキングは現地時間12日に行われるキーンランド社の現役競走馬セール(ノベンバー・ホースオブレーシングエージ・セール)に上場予定。他のXユーザーが「来週キーンランドでリポールステーブルがコントラリーシンキングを買ったら驚きだね」とリポール氏を挑発するような投稿を行うと、リポール氏は「冷たい。悲しい。無慈悲。こんなに早く路傍に放り出されてしまったかわいそうなコントラリーシンキング」と反応し、「関係者にとっても、競馬界全体にとっても恥ずべきことだ」と続けた。
リポール氏は前日にもペースメーカーを出走させたチャド・ブラウン調教師をやゆするコメントを投稿している。リポール氏の新たな投稿に対しては、他の関係者やファンから「他の馬が勝つために走らされて、かわいそうですね」「あなたも何もせずに見捨てた馬がいる。少し黙った方がいいんじゃないか」「この馬を(リポール氏が)買えば、この件はそれで終わりだよ。買えばリポールステーブルはコントラリーシンキングをラビットとして使えるし、もう文句も言えなくなる」とさまざまな声が寄せられている。
コントラリーシンキングを所有するのはシエラレオーネの共有馬主であるピーター・ブラント氏。ブラント氏は凱旋門賞馬ソットサスなどを所有した大物馬主として知られている。フォーエバーヤングが制したBCクラシックで2着だったシエラレオーネと3着だったフィアースネスはいずれもクールモアの共有馬で、BCクラシックを終えて現役を引退。2頭ともクールモアが米国で所有するアシュフォード・スタッド(ケンタッキー州)で種牡馬入りしている。
