現地23日、12月に開催される香港国際競走の重要な前哨戦となるG2ジョッキークラブスプリント（芝1200m）が香港シャティン競馬場で行われ、カーインライジングが余裕の勝利で連勝を15に伸ばした。

　他馬より5ポンド（約2.3キロ）重いトップハンデのカーインライジングだが、大外枠から好スタート。いったん内のビューティーウェイヴスにハナを譲って2番手に控えたが、直線に入ってすぐに先頭へ。あっという間に後続をちぎり捨てると、Z.パートン騎手が残り150メートル付近から流したにもかかわらず2馬身3/4差の楽勝となった。

　2着にはファストネットワークが入り、勝ち馬から4馬身半差の3着にヘリオスエクスプレス。前走は日本のG1スプリンターズステークスで11着だったラッキースワイネスは4着、3連勝中だった上がり馬トモダチココロエは7着に終わった。

　カーインライジングは10月に初の海外遠征で豪G1ジ・エベレストを制覇。D.ヘイズ調教師は「この勝利で再び（来年の）ジ・エベレストに出られるだろう。もちろん3週間後には短期的な最終目標となる大きな国際レース（G1香港スプリント）があるので、とても楽しみだ」と語った。