23日に京都競馬場でG1マイルチャンピオンシップ（芝1600m）が行われ、英国から参戦したドックランズは後方から伸び切れず9着に終わった。

　外目の16番枠から出たドックランズは18頭立ての14番手付近でレースを進め、直線では馬場の中央から末脚を伸ばしたものの、9着まで押し上げるのが精いっぱいで勝ち負けには加われなかった。

　米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ドックランズのH.ユースタス調教師は「枠順からすると、もっと力強いギャロップが必要だった」「彼はよく走ったものの、位置取りが後ろすぎになってしまった。馬場は素晴らしかったが、今日の日本馬たちはあまりにも強すぎた」とコメント。枠順の不利が多少あったとはしつつも完敗を認めていた。

　勝ったのは川田将雅が騎乗のジャンタルマンタル。昨年末のG1香港マイルでは13着と完敗したが今春の安田記念に続くG1制覇で、2歳時の朝日杯フューチュリティートロフィーと3歳時のNHKマイルカップと合わせて国内で牡馬が出走可能なマイルG1の完全制覇を達成した。