「3冠牝馬が死去」「天国へ旅立ちました」日本の名牝ジェンティルドンナを海外メディアも報じる
2025年11月27日 13:01
史上4頭目の牝馬3冠を達成し、ジャパンC連覇などG1・7勝を挙げた名牝ジェンティルドンナが25日に死去した。16歳だった。
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海外メディアも日本の名牝の死を伝えた。英国のレーシングポスト電子版も「日本の3冠牝馬ジェンティルドンナが16歳で死去」と報じ、母が英国の2歳G1チェヴァリーパークSを勝ったドナブリーニという血統背景、年度代表馬に輝いたことや史上初のジャパンC連覇を果たしこと、ドバイシーマC、有馬記念を勝ったことなどを紹介している。
フランスの「パリチュルフ」電子版は「日本競馬界のレジェンド、ジェンティルドンナが16歳で天国へ旅立ちました」という見出しで伝えた。ジェンティルドンナの成績を振り返り、14年のドバイシーマCはフランス調教馬として世界中で活躍したシリュスデゼーグルを破って優勝したこと、繁殖牝馬としてもG1馬ジェラルディーナを生んだことを紹介し、「彼女は間違いなく競馬界に足跡を残しました」と追悼している。
ジェンティルドンナは父ディープインパクト、母ドナブリーニの良血馬。12年の日刊スポーツ賞シンザン記念で重賞初制覇。桜花賞、オークス、秋華賞を連勝し、古馬との初対決となったジャパンCでは前年3冠馬で凱旋門賞2着からの帰国初戦だったオルフェーヴルとの激戦を制し、3歳牝馬初のジャパンC制覇を果たした。13年に史上初のジャパンC連覇、14年にはドバイシーマC、ラストランの有馬記念を勝利。12年、14年と2度の年度代表馬に輝き、16年には顕彰馬に選出された。通算成績は19戦10勝。
