NEWS

ニュース

ニュース/コラム

9月に落馬で重傷のクローリー騎手、来春の平地シーズン目標にリハビリ順調

2025年12月14日 12:20

  • 友だち追加数

 今年9月の落馬事故で重傷を負ったJ.クローリー騎手のリハビリが順調に進み、来春の平地シーズン開幕に合わせて復帰できる見込みになった。英競馬メディア『racingpost.com』が報じている。

 47歳のクローリー騎手は9月7日にヨーク競馬場のリステッドで落馬事故に遭い、脛骨と腓骨、骨盤の骨折および内出血の重傷を負った。同22日にはリーズ総合病院を退院し、負傷騎手基金が運営するランボーンのオークシーハウスで支援を受けながらリハビリを続けてきた。

 プールやバイクなどの施設や器具で続けてきたリハビリが至って順調に進んでいるというクローリー騎手は、年明けにはリハビリの段階を上げるつもりで、今週は落馬事故から初めて松葉杖なしで家の中を歩いたとのこと。

 その上で「平地シーズンの開幕に間に合う限り、何事にも急ぎ過ぎることはしないよ。それがゴールだからね。それより早くなったとしても、それはそれさ。でも、平地シーズンの開幕が現実的なゴールだね」と復帰への道筋に言及した。

『racingpost.com』は英競馬メディア『Racing TV』のインタビューを引用しており、その中でクローリー騎手は「脛骨と腓骨を骨折し、骨盤も2カ所骨折したから、どちらも手術が必要だったんだ。足は上から下まで棒で支え、ネジで固定する必要があったけど、とてもうまく行ったよ」「骨盤は9本のネジで固定する必要があり、手術は大変だったけど、素晴らしい仕事をしてもらった。おかしなことに、手術をしてくれた外科医は、回復したら入院前よりもずっと骨盤がまっすぐになるだろうと言っていたんだ」と余裕さえうかがわせている。