香港マイルにボーバティエを送り込むY.バルブロ調教師が今回の遠征に強い意気込みを見せ、ライバルにソウルラッシュとエンブロイダリーをあげた。香港ジョッキークラブ（HKJC）の公式サイトが紹介している。

　前走のG2チャレンジステークス（1400m）で強力な相手関係に対して支配的なパフォーマンスを披露したボーバティエだが、バルブロ師は「彼はレースで（速い）ペースを必要としており、そのためにヨーロッパ、特にフランスでは短距離を走らせざるを得ないんだ」「先日、ニューマーケットの1400mの硬いトラックで、彼は1600m、特にシャティンのような速いトラックで面白い馬になり得ることを見せた。このレースはずっと、シーズン末のターゲットだったんだ」と香港マイルを狙っていたという。

「前回の勝利は、我々が好調な馬とともに年末を迎えていることを証明しており、1年を通じて彼を気にかけてきたから、彼は本当にタフな戦いをあまり経験してこなかった。だから、ここで彼を走らせることにとても興奮している」と全て計画通りに来たことを示唆した。

「彼はG1優勝馬ではないが、そのレベルにあることを示しているし、素晴らしい調子でここに来た。我々は伏兵扱いされているが、日曜日のレースは興味深いものになるだろう」と続けたバルブロ師。若く才能があり、欧州のシーズンオフには香港で騎乗しているA.プーシャン騎手の起用を最も重要な要素にあげ、この香港マイルで警戒すべき相手に「私としてはソウルラッシュとエンブロイダリーだね。彼らは本物の競走馬だ」と日本勢を指名している。