ロマンチックウォリアーが香港カップ4連覇、来年はフォーエバーヤングと再戦も
2025年12月15日 13:05
現地14日、香港シャティン競馬場でG1香港カップ(芝2000m)が行われ、ロマンチックウォリアーが日本から参戦したべラジオオペラらを寄せ付けず、前人未到の4連覇を達成した。
ロマンチックウォリアーは3番手の好位で前を追走し、べラジオオペラは1馬身ほど遅れた内の4番手。もう1頭の日本馬ローシャムパークは7頭立ての最後方に待機する。
最終コーナーでは後方勢が差を詰めてきたがロマンチックウォリアーは慌てず直線に入り、軽く仕掛けただけで逃げていたガレンらをかわすと残り300メートル手前でスパート。唯一、べラジオオペラだけが追いすがってきたが勝ち負けには持ち込ませず、1馬身3/4差を付けてゴールした。
勝ち馬から5馬身1/4差の3着はフランス馬のキジサナ。ローシャムパークは3着争いでわずかに及ばず5着までだった。
C.シャム厩舎のロマンチックウォリアーは史上初の香港カップ4連覇を達成。今年は初ダートだった2月のG1サウジカップでフォーエバーヤングの2着に敗れ、4月のG1ドバイターフでも日本馬のソウルラッシュに不覚を取っての2着。しかし故障からの復帰戦だったG2ジョッキークラブカップからの連勝で完全復活を証明した。
今後は来年2月のサウジカップでフォーエバーヤングへのリベンジが期待されるが、シャム調教師は「計画はいつもオーナーのピーター(ラウ氏)が立てる。彼は賢明で、私たちも彼を信頼している。彼が『ダニー、サウジアラビアへ』と言えば私も行くし、『香港に残れ』と言われれば残る」とコメント。オーナーの許可を得てから具体的な計画を固める意向を示した。
