NEWS

ニュース

ニュース/コラム

​ソジーがジアヴェロットの香港ヴァーズ連覇阻止、ファーブル師は最多4勝目

2025年12月15日 14:15

  • 友だち追加数

 現地14日、香港シャティン競馬場でG1香港ヴァーズ(芝2400m)が行われ、M.ギュイヨン騎乗のフランス調教馬ソジーが英国馬ジアヴェロットの連覇を阻止し、A.ファーブル調教師に歴代最多となる同レース4勝目をプレゼントした。

 ソジーはギュイヨン騎手が手綱を絞りつつ4番手につけ、内のゴリアットとほぼ並ぶ位置に。日本馬アーバンシックがそれらをかわして早目に上がっていき、ロスアンゼルスに続く3番手を取りに行く。

 中盤に入るとアーバンシックがハナに立ってレースを牽引。ソジーは最終コーナー付近から鞍上が追い出して3番手で直線に入ると、アーバンシックとロスアンゼルスをかわして残り300メートル付近で早くも先頭に。内を突いたゴリアット、外からは馬体を並べて追い込んできたジアヴェロットとアルリファーが迫ったが、ソジーは最後まで先頭を譲らずゴールに飛び込んだ。

 ジアヴェロットは3/4馬身差の2着で連覇ならず。3着争いはゴリアットがアルリファーに先着し、ロスアンゼルスは上位4頭とは大きく離れた5着まで。アーバンシックは直線で力尽き、勝ち馬から13馬身1/4差の10着に沈んだ。

 A.ファーブル厩舎のソジーは昨年のパリ大賞、今春のガネー賞とイスパーン賞に続く4回目のG1制覇。前走の仏G1凱旋門賞3着からの遠征で見事に結果を出した。ファーブル調教師はボルジア、フリントシャー、ジュンコに続く香港ヴァーズ制覇で、そのうちボルジアを除く3勝がギュイヨン騎手とのコンビでの勝利となった。

 ギュイヨン騎手は「ソジーは素晴らしい気性で、レースのどこでも簡単に位置取りできる」「大陸を横断するのは今回が初めてだったが、毎朝リラックスしていて素晴らしい状態だった」と語った。