英2000ギニーはボウエコーが無傷の4連勝で制す、鞍上は20歳のロックネイン騎手
2026年05月03日 09:13
英三冠戦が現地2日にニューマーケット競馬場の2000ギニー(3歳、セン馬不可、芝8ハロン)で開幕。後方からレースを進めた3番人気のボウエコーが前方で抜け出す構えのグスタード(1番人気タイ)を残り1ハロンの手前で捕らえ、2馬身3/4差と突き放して完勝した。
レースは内ラチ側に5頭、馬場の中央から外寄りに9頭と分かれて中間点を通過し、大外枠のボウエコーは前後に4列隊形の最後列を追走。終盤戦が近づくと馬場の中央付近で2列目を進むグスタードの背後を狙って進出し、スペースがないと見るや1頭分外に切り替えて進路を確保する。
残り3ハロンを切った辺りから各馬が仕掛けて鞍上の腕が動く中、ボウエコーのB.ロックネイン騎手はゆっくり促すようにスピードに乗せ、グスタードから3頭分ほど離れた位置でスパート。残り1ハロンで先頭に顔をのぞかせると、そこからグスタードを突き放してゴールに飛び込んだ。
3着はさらに8馬身差が開き、内ラチ側の集団で2列目を追走していたディスタントストーム(1番人気タイ)が入線した。
ボウエコーはG.ボーウィー調教師が管理するナイトオブサンダー産駒。昨年8月にニューベリー競馬場の芝8ハロンでデビュー勝ちし、2戦目のリステッド、3戦目のG2ロイヤルロッジステークスと3連勝。それ以来の3歳初戦も制し、無傷の4連勝でクラシックの栄冠を手にした。20歳のロックネイン騎手もクラシック初制覇としている。
英競馬メディア『racingtv.com』によると、ボーウィー師は「2歳シーズンの終盤には彼をデューハーストかブリーダーズカップに出したいと思っていた。ただ、オバイド殿下が今日観戦していたら、きっと『自分が正しかっただろう』と言うだろうし、実際その通りだった」「彼は成長して、体も強くなった。昨年デューハーストに出したいと動画を送ったとき、彼に『まだ子どもだから走らせない』と言われたが、まさにその通りだった」と今は亡きオーナーの慧眼を称賛。
今後については「距離をこなせてスピードもある馬で、それは大きな強みだ。ただ、ダービー向きの馬ではないと思うし、登録もしていない。もともと鋭い瞬発力を見せてきた馬だから、できることならマイルのチャンピオンに育てたい」と話し、愛2000ギニーやロイヤルアスコット開催(セントジェームズパレスステークス)が視野にあることを打ち明けている。
