NEWS

ニュース

ニュース/コラム

「カーインライジング史上最強説」にレジェンド騎手が異論「間違っている」「断言できます」英紙

2026年09月14日 17:40

  • 友だち追加数

 香港の最強スプリンター、カーインライジング(セン6、D・ヘイズ)が先週10日に発表された最新の「ロンジン・ワールドベストレースホースランキング」でレーティング135ポンドの評価を受け、「史上最強スプリンター」とされていることについて、英国のレジェンドジョッキーだったウィリー・カーソン氏(83)が異論を唱えた。レーシングポスト電子版が伝えている。

 英国リーディンジョッキーに5回輝き、英ダービー4勝を含む英国クラシック17勝のカーソン氏は、「ハンデキャッパーの評価は間違っており、デイジュールが史上最高のスプリンターだ」と主張している。

 デイジュールはキャリア11戦すべてでカーソン騎手が騎乗した名馬。記事は、1977年に始まったワールドベストレースホースランキングで1990年にデイジュールは133ポンドの評価を獲得したが、今回の発表でカーインライジングに抜かれたことを紹介している。

 カーソン氏は「デイジュールは素晴らしい馬だった。彼はどんな馬場でも勝った。やや速い馬場を好んだが、やや重馬場でも勝った。5ハロン(1000メートル)がベストだったが、6ハロン(1200メートル)でも勝ち続けた。彼は特別な存在だった。私が知る限り、彼は最高の短距離馬だ。デイジュールより速い馬に乗った騎手は誰もいないだろう」と豪語している。

 87年に米国で生まれたダンジグ産駒のデイジュールは英国のディック・ハーン厩舎からデビュー。デビュー5戦目までは2勝にとどまっていたが、そこからテンプルS、キングズスタンドS、ナンソープS、スプリントC、アベイドロンシャン賞で5連勝(うちG1・3連勝)。ラストランとなった米国のBCスプリントでは初ダートに対応し、直線で抜け出しかけたが、ゴール前で影に驚いてジャンプしてしまい、2着に敗れている。

 デイジュールの通算成績は11戦7勝。3歳シーズンで現役を終え、種牡馬入りしているが、カーソン氏は「もし、4歳、5歳で現役を続けていれば、彼はとてつもない馬になっていたでしょう。どれほどのレーティングを獲得していたのか想像してみてください。今、彼(デイジュール)が(カーインライジングに)追い抜かれたなどという話はしていなかったでしょう。それは断言できます」と、自身が主戦を務めた名馬こそ最強馬だと、主張している。

出典:日刊スポーツ