​スキャットダディ、史上3頭目のKYダービー4頭出し種牡馬に

2018年05月04日 13:04

 現地5日に行われるG1ケンタッキーダービーには、スキャットダディ産駒が4頭エントリーした。実はこれは史上まれにみる快挙だ。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、144年の歴史を誇るケンタッキーダービーで、4頭の産駒を同時に出走させた種牡馬はたったの3頭。スキャットダディは1923年のチクル以来の快挙達成となる。ちなみに1923年のケンタッキーダービーは21頭立てで、チクル産駒は6着、7着、15着、20着だった。なお1875年の第1回と1878年の第4回の2度にわたって4頭出しを成し遂げたエンクワイアラーも勝ち馬を輩出するには至らなかった。

 だが今年のスキャットダディ産駒は、サンタアニタダービーを勝って1番人気に推されているジャスティファイと、3月のUAEダービーを圧勝して2番人気タイに支持されているメンデルスゾーンの2強を揃えている。残り2頭もG3サムエフデービスステークスを勝つなど前哨戦で何度も善戦しているフレイムアウェイ、重賞2着のあるコンバタントだ。史上初の4頭出しでのダービー制覇は十分にあり得る。