英ダービー候補だったヤングラスカル、英G3レガシーCで出直し勝利
2018年09月23日 07:00
現地22日に英ニューベリー競馬場で行われたG3レガシーカップ(3歳以上、芝11ハロン)はゴール前で3頭一線の接戦となり、ヤングラスカルがミラージュダンサーとの叩き合いを短アタマ差で制した。さらに1/2馬身差の3着には昨年の勝ち馬デザートエンカウンターが続いた。
ヤングラスカルは5月のG3チェスターヴァーズを制し、英ダービーではサクソンウォリアー、ロアリングライオンに次ぐ3番人気に推されたものの7着に完敗。今回はそれ以来となる休み明け初戦で、チェスターヴァーズに続く2度目の重賞制覇となった。
重馬場を勝因に挙げたW.ハガス調教師は、ヤングラスカルの次戦に「凱旋門賞ウィークのG2ショードネイ賞(10月6日、芝3000m)が丁度良いと思うけど2週しかない」とレース間隔に気を遣う一方で、「もしパリが重馬場になるなら使いたいね。彼をまだ登録していないが、追加登録は9月28日だから」とスケジュールを織り込み済み。「3歳馬には厳しいと思うから(英チャンピオンズデーの)ロングディスタンスカップには登録していない。ただ、G2だしコンセイユドパリ賞に向かうことはあり得る」と、今後はフランスで2戦する可能性に言及している。