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ヤングラスカル、混戦制して英ダービーに名乗り

2018年05月10日 11:04

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 英ダービートライアルのG3チェスターヴァーズ(3歳牡馬・セン馬、芝12.5ハロン)が現地9日にチェスター競馬場で行われ、10頭立て2番人気タイのヤングラスカルが直線半ばで6頭の争いから抜け出した。

 1/2馬身差の2着に6番人気のディーエックスビーが続き、A.オブライエン厩舎の1番人気ハンティングホーンはさらに3馬身遅れの3着に敗れた。

 ヤングラスカルはフランス生まれのアンテロ産駒で重賞初制覇。昨年11月のデビュー戦で2着に敗れ、それ以来となった4月21日の前走で初勝利を挙げていた。

 ヤングラスカルを管理するW.ハガス調教師は「彼は1勝で2レース分を手にした。ここに来た理由がそれさ。いくつかアゲインストな条件がある中でよく勝ったよ」と切り出すと、「ここは単純なトラックではないから、経験の少ない彼には乗り越えるべきものが多かった。その辺りが気懸かりだったから、よくやってくれた」と内容を伴った勝利に手応えをにじませた。

 そして「ダービーの1番人気(サクソンウォリアー)の印象が焼き付いているけど、1頭の馬を恐れる必要などまったくないし、我々には出走権利がある。まずはリングフィールドとヨーク(ダービートライアル)がどうなるか見るとしよう」と強気な構えを見せていた。