マキシマムセキュリティ輩出したニューイヤーズデイを日本の牧場が購入か

2019年05月12日 10:30

 現地10日付けの米競馬メディア『bloodhorse.com』が、ケンタッキーダービーで1位入線を果たしながら、進路妨害により17着へと降着になったマキシマムセキュリティの父ニューイヤーズデイを、日本の牧場が購入したと報じている。

 同紙によると、アメリカからブラジルに移籍済みのニューイヤーズデイについて、南米の複数の情報筋が日本へ売却済みであることを認めているという。取引に関して書類上の手続きをいくつか残しているものの、主要部分においては合意済みとのこと。なお、購入した日本の牧場に関しては明かされていない。

 ニューイヤーズデイは2011年生まれのストリートクライ産駒で、2012年9月のキーンランド1歳セールにおいてマキシマムセキュリティも所有するウエスト夫妻が購買。現役時代はB.バファート調教師の管理で2013年のG1ブリーダーズカップジュベナイルを制し、通算3戦2勝の戦績を残した。

 引退後はケンタッキー州のヒルンデールファームで種牡馬入りし、2017年には産駒12頭が勝ち上がってフレッシュマンサイアーランキングのトップ10入りを果たしている。これまでに重賞勝ち馬はマキシマムセキュリティのほかG3勝ちのバーボンレゾリューションを輩出。2018年にブラジルの牧場へ売却された。