G1英インターナショナルステークス（3歳以上、芝2050m）が現地21日にヨーク競馬場で行われ、日本から参戦したシュヴァルグラン（4番人気）は5、6番手を追走するも、直線の末脚勝負で後れを取り8着に終わった。

　レースは2番手追走から抜け出した1番人気のクリスタルオーシャンを、マークした3番人気のジャパンがゴール前で捕らえ、アタマ差で接戦を制した。さらに1馬身差の3着争いは、5番人気のエラーカムが2番人気キングオブコメディを抑えている。走破時計は2分7秒77（Good）。

　サーカスマキシマスを先頭に進んだレースは、直線を迎えるまでスローペースの一団。先頭に並び掛ける勢いでクリスタルオーシャン、背後をエラーカムとジャパンが2頭並走で固め、さらにキングオブコメディとシュヴァルグランで隊列を作る。出遅れたリーガルリアリティが7番手、差なくロードグリッターズとサンダリングブルーの芦毛2頭が最後方から追い掛けた。

　9頭は前後7馬身ほどで最終コーナーを回ると、直線に入って先頭のサーカスマキシマスが一気にペースアップ。クリスタルオーシャンが抜群の手応えで追随し、サーカスマキシマスをねじ伏せ残り400mで先頭に躍り出る。ジャパンは内のエラーカムを振り切ってクリスタルオーシャンの外から追撃。その差は最後の200mで1馬身余りあったが、クリスタルオーシャンの脚勢が鈍った所を捕らえて叩き合いに持ち込み、粘る難敵に競り勝った。

※人気は日本発売分