ジャパン
性齢 | 牡3 |
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父 | Galileo |
母 | Shastye |
母の父 | Danehill |
調教師 | A.オブライエン |
英インターナショナルステークス出走メンバーの中で、ジャパンは日本の競馬ファンにとってシュヴァルグラン並みに気になる存在ではないだろうか。アイルランドの名伯楽A.オブライエン調教師の管理馬だが、その名前には親近感以上の物を抱かざるを得ない。実力も申し分なく、2歳の昨年は2戦目に勝ち上がると、3戦目には出世レースのG2ベレスフォードステークスで重賞初制覇。名馬の宝庫、オブライエン厩舎のダービー筆頭候補に躍り出た。
3歳を迎えた今年は前哨戦をひと叩きして英ダービーに駒を進めたが、ゴール前の混戦に加わった所を離れた位置から僚馬アンソニーヴァンダイクに強襲され、半馬身足らずの少差で涙を飲んだ。しかし、3週後にロイヤルアスコット開催のG2キングエドワード7世ステークス圧勝で巻き返すと、さらに3週ほど置いて今度はパリ大賞でG1初制覇と、世代最強クラスの実力を改めてアピールした。
2か月で4戦の疲労を考慮し、パリ大賞後はひと息入れて前哨戦から凱旋門賞を目指す方針だったが、ジャパンの好調維持を受けて今回の参戦が決まった。予定変更には不安もつきまとうが、デビュー戦や今季初戦では見せ場を作れず、ひと叩きで変わり身を見せてきたタイプだけに、好調であるならばレース間隔が開くより歓迎かもしれない。あとは古馬勢との力関係だけだ。