クリスタルオーシャン
性齢 | 牡5 |
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父 | Sea The Stars |
母 | Crystal Star |
母の父 | Mark of Esteem |
調教師 | M.スタウト |
シュヴァルグランとディアドラの英国遠征を通じて、その実力を日本の競馬ファンにすっかり知られたクリスタルオーシャン。前々走のプリンスオブウェールズステークスの勝ちっぷりはもちろん、惜敗した前走のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの内容も、負けてなお強さを誇示するものとなった。世界ランキング1位として最強牝馬エネイブルを迎え撃ち、直線では抜きつ抜かれつの死闘を展開。最後にクビ差屈する結果となったものの、エネイブルより1kg重い斤量を負担していた分だけ、最新の世界ランクでも1位を譲ることはなかった。
今回はプリンスオブウェールズSと同じ中距離に条件を戻すことになるが、英インターナショナルステークスの舞台となるヨーク競馬場の2050mは、2年前の3歳時に1度経験している。英ダービー前哨戦として知られるG2ダンテステークスがそれだが、当時は勝ち馬から1馬身1/4差の3着で、1番人気のベンバトル(2着)とは半馬身差、4着のリキンドリングには2馬身差をつけた。リキンドリングは半年後にメルボルンカップを勝ち、ベンバトルも翌春のドバイターフで日本のヴィブロスらに3馬身余りの差をつけて完勝する強豪。本格化前にそうしたハイレベルなメンバーと互角の勝負を演じた舞台なら、引き続き世界最強クラスの力を発揮できるだろう。