転厩初戦のイーグルスバイデイ、英G3シルバーCで重賞初制覇
2020年07月22日 13:46
英ヨーク競馬場で現地18日に行われたG3シルバーカップ(4歳以上、芝14ハロン)は、最後方からレースを進めた5番人気のイーグルスバイデイが、残り1ハロン付近で先頭をうかがう2番人気コミュニケに襲い掛かり、叩き合いの末に1/2馬身差で勝利を収めた。
1番人気のムーンライトスピリットは逃げるも2ハロンを残して失速し、勝ち馬から28馬身余りの最下位に沈んでいる。
イーグルスバイデイはシーザスターズ産駒の4歳馬で重賞初制覇。昨年の4月末にデビュー3戦目で未勝利を脱出すると、その2走後にはロイヤルアスコット開催のG2キングエドワード7世ステークスでジャパンから5馬身足らずの3着になったこともある。前走のG2ハードウィックステークスで最下位の9着に敗れるとD.オメーラ厩舎に移籍し、キャリア2勝目を幸先良く手にした。
イーグルスバイデイを転厩初戦で勝利に導いたオメーラ師は「彼を長く見てきた訳ではないが常に期待されてきたし、昨年のロイヤルアスコット開催ではジャパンにも大きく負けていない」「今日は能力を見せてくれた。我々が期待する距離をこなすだろうし、(英ゴールド)カップ向きかもしれない」と手応えを口にし、次戦でG2ロンズデールカップやイボアハンデキャップへの参戦を示唆した。