タワーオブロンドンのビュイック騎手、香港スプリントのベストシナリオに言及

2020年12月13日 09:20

 香港メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が現地12日付けでW.ビュイック騎手のインタビューを掲載。香港国際競走で騎乗する日本の2頭について考えを聞いている。

 ビュイック騎手が香港スプリントで騎乗するタワーオブロンドンは外枠(12番枠)を克服する必要がある。タワーオブロンドンの全レースのVTRを見たというビュイック騎手は「前の位置を取りに行こうとすれば、4頭分外を走らされることになってチャンスが全くなくなるだろう」「彼が中山競馬場でスプリンターズステークスを勝った時は、先頭から少し後ろにいて外からひと脚使ったんだ」「だから、馬の後ろに入れてコーナーでのロスをいくらかでも防ぎ、直線でスムースに脚を伸ばせたらね。それがベストのシナリオかな」と戦略を明かした。

 タワーオブロンドンは5月からレースをしておらず、最近2戦の内容は彼の実力からすれば物足りない。しかし、ビュイック騎手は「木曜(10日)の朝に感じたのは、彼がしっかり仕上がっているということさ。一発決められる状態になっている」と調教の内容に好感触。「彼は少し休んでいたけど、この辺りのタイミングで走るつもりではあった。こちらだろうと日本だろうとね」と、藤沢和雄調教師が定番のローテーションや休養ではなく、遠征を決めた事実に自信を得ている。

 相手関係は「ホットキングプローンは間違いない。地の利があるし5番枠もいい」「クラシックレジェンドには一目置くどころではないね」と2頭を警戒。「日本の2頭に関して唯一ネガティブなことを言うなら、ボクが12番でライアン(ムーア騎手のダノンスマッシュ)は14番ということ。それでもレースはうまくいくさ。彼らは他の馬たちより頑張るはずだから」と楽観的に答えた。

 また、ビュイック騎手は香港カップで騎乗するダノンプレミアムについて「アーモンドアイには後れたけど天皇賞(秋)はよく走ったと思うよ。緩めずに逃げて捕まったのは終盤だし」「マジカルに加え、彼は遠征馬の中で最高の実績がある。彼女は別格の牝馬だし、アイリッシュチャンピオンステークスを勝った時のような走りをされたら凄く厄介だけど」とマジカルを意識している。