注目馬NOTABLE HORSE

ダノンプレミアム

性齢 牡6
ディープインパクト
インディアナギャル
母の父 Intikhab
調教師 中内田充正

無傷のデビュー3連勝で朝日杯フューチュリティSを圧勝するなど、クラシック直前まで世代をリードしていたダノンプレミアム。しかし、挫石で皐月賞を回避してから歯車が狂ってしまった。ダービーには間に合わせたものの初黒星を喫し、その後は挫石で痛めた蹄の状態が整わずに3歳秋を全休。選出されていた香港Cも辞退した。4歳春に復帰して金鯱賞とマイラーズCを連勝し、デビューから7戦6勝として実力を再アピールしたものの、それを最後に勝利から遠ざかることになった。

続く安田記念ではスタート直後に大きな不利を受けて万事休す。秋は天皇賞でアーモンドアイ、マイルCSでインディチャンプの2着と、それぞれあと一歩及ばなかった。5歳を迎えた今年はコロナ禍で豪州へ単騎遠征の形になった上に初の不良馬場で3着。帰国初戦の安田記念も雨の影響が残る馬場に脚を取られて大敗した。前走の天皇賞(秋)ではブリンカーを装着して馬具を工夫したものの4着。これで6連敗となったが、全てG1レースだった点は考慮する必要があるだろう。

不運に泣いた2度の安田記念を除けば上位争いに加わっており、豪州で先着を許したアデイブは英チャンピオンS、ベリーエレガントもコーフィールドCと、その後に世界的G1を制す道悪巧者。ダノンプレミアム自身が衰えを見せている訳ではなく、歯車がかみ合いさえすれば久々の勝利を手にすることもできるはずだ。