タガロアが復活の狼煙、前哨戦快勝でG1オーストラリアンギニーへ大きく前進

2021年02月14日 12:25

 現地13日、豪フレミントン競馬場で行われたG3CSヘイズステークス(3歳牡・セン馬、芝1400m)は、2番手を追走したロードカナロア産駒のタガロア(5番人気タイ)が残り300mで先頭に立ち、直後でマークする2番人気アイザアーを1馬身振り切った。

 さらに0.75馬身差の3着に4番人気のモーウンガが続き、ニュージーランドから遠征した1番人気のブランドは、中団を追走するも直線半ばから失速して最下位の14着に沈んだ。

 タガロアは昨年222日のG1ブルーダイヤモンドステークス以来となる1年ぶりの勝利で2度目の重賞制覇。10月のコーフィールドギニーでは脚を負傷して最下位に終わるなど近走は不安を抱えていたが、G1オーストラリアンギニーの前哨戦で復活の狼煙を上げた。なお、このレースからタガロアは新たな馬主グループの勝負服を背にしている。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、タガロアを共同管理するN.ヤング調教師はレース後に「タグス(タガロアの相性)が帰ってきたわ」「神に感謝ね。ほっと一息だわ」と安堵。「2週後(オーストラリアンギニー)は半分が同じ相手関係だろうし、(定量戦で)斤量が2kg軽くなるから大きな価値があるわね」と、別定戦で他馬より最少でも1kg重い59.5kgを負担しての勝利に自信を深めた様子のコメントを掲載している。