ミシュリフが英インターナショナルSを圧勝、ラブは3着

2021年08月19日 11:05

 現地18日、英ヨーク競馬場にてG1英インターナショナルステークス(芝10ハロン56ヤード)が行われ、1番人気に推されていたミシュリフが6馬身差の圧勝を見せた。

 レースは3歳馬のマックスウィニーが逃げ、アレンカーが2番手。前走の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスで3着だったラブは3番手、同2着のミシュリフはこれをマークするように斜め後方の4番手につける。

 直線に入ると外に進路を取ったミシュリフが抜群の手応えで先頭に立ち、一気に後続を置き去りに。そのまま余裕の勝利を収めた。

 勝ち馬とは対照的に内を突いたラブはいったんは2番手に上がったものの伸びが鈍く、差し返してきたアレンカーとの2着争いで半馬身の後れを取って3着に終わった。3番人気のアルコールフリーは見せ場なくブービーの6着だった。

 J&T.ゴスデン厩舎のミシュリフはメイクビリーヴ産駒の4歳馬。昨年に仏ダービーを制し、今年はダートのサウジカップと芝のG1ドバイシーマクラシックを連勝と好スタートした。7月の復帰後は英G1エクリプスステークスで仏二冠馬セントマークスバシリカの3着、前走のキングジョージも英ダービー馬アダイヤーの2着と3歳勢の後塵を拝していたが、今回は名誉挽回してみせた。

 ゴスデン調教師は今後について、10月の仏G1凱旋門賞かG1英チャンピオンステークスになるとコメント。さらに米G1ブリーダーズカップターフやG1ジャパンカップへの遠征も示唆していた。