新星インセンティヴァイズ、豪G1マカイビーディーヴァSも制して7連勝

2021年09月12日 08:30

 豪G1マカイビーディーヴァステークス(3歳以上、芝1600m)が現地11日にフレミントン競馬場で行われ、遅れ気味の発馬からハナに立った2番人気のインセンティヴァイズが、2番手から食い下がる1番人気トファーネを直線で突き放すと、2着に0.3馬身差をつけて逃げ切った。

 中団追走の3番人気モウンガが後方から伸びる9番人気サードラゴネットとの2着争いを0.1馬身差で制し、トファーネはさらに0.75馬身差の4着。12頭立ての5番人気に推されたケイアイノーテックは勝ち馬が逃げ切る展開で最後方から7着までだった。

 インセンティヴァイズはG1初挑戦で初制覇。6月26日のG3タタソールズカップ以来の今季初戦を飾って2度目の重賞勝ちとし、4月から続く連勝を7に伸ばした。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、今季からインセンティヴァイズを管理することになったP.ムーディー調教師は「春のこの段階で凄く勇気づけられたね。ここからコーフィールドカップまでにもう1走すると思う。ターンブル(ステークス)かな」と今後の予定を明かしている。

 なお、この勝利を受けてブックメーカーの『スポーツベット』は、コーフィールドCの前売り1番人気に設定しているインセンティヴァイズのオッズを7倍から4.60倍へカットし、メルボルンカップも8.50倍の1番人気としている。