現地25日、豪ラドブロークスパーク競馬場でG1アンダーウッドステークス（芝1800m）が行われ、T.クラーク騎乗のアリゲーターブラッドが出走6頭のうち5頭がG1馬というハイレベルな一戦を制した。

　アリゲーターブラッドは好スタートからハナを奪い、2番手には昨年の勝ち馬ザーキ。3番手には昨季のG1ウィンクスステークスでベリーエレガントを破ったモウンガが続き、前走のG1マカイビーディーヴァステークスでアリゲーターブラッドとモウンガを下した1番人気のアイムサンダーストラックは後方の5番手に控える。

　第4コーナーではザーキが外からアリゲーターブラッドに並びかけてくるが、仕掛けを遅らせたクラーク騎手が残り400メートルを切ってから追い出すと、アリゲーターブラッドは最後まで先頭を譲ることなくゴールに飛び込んだ。

　0.75馬身差の2着には内から追い込んだモウンガが上がり、ザーキはさらに0.2馬身差の3着まで。アイムサンダーストラックはさらに0.1馬身差の4着だった。

　G.ウォーターハウス＆A.ボット厩舎の6歳せん馬アリゲーターブラッドは、これで通算3度目のG1制覇。今季は前オーナーの破産に伴う所有権変更などのゴタゴタがあったが、叩き2戦目だった前走のマカイビーディーヴァSで2着と善戦し、新たな勝負服での3戦目で新オーナーにG1勝利を贈った。