エレヴァンが仏G2ダニエルウィルデンシュタイン賞を快勝、マイラプソディは最下位

2022年10月02日 08:11

 仏G2ダニエルウィルデンシュタイン賞(3歳以上、芝1600m)が現地1日にパリロンシャン競馬場で行われ、1番人気エレヴァンが直線でガラ空きの内ラチ沿いを突くC.スミヨン騎手の好判断もあり快勝した。

 レースは日本から武豊騎乗で参戦したマイラプソディ(9番人気)が先行勢を見ながら中団馬群の外を進み、その背後でエレヴァンとC.ルメール騎乗の2番人気ザレヴナントが並走。馬群はラチから離れて進み、中のエレヴァンはフォルスストレートの途中で内へ進路を切り替えると、直線では馬場の三分所に持ち出される馬群を横目に内ラチ沿いからスパートした。

 ロスを防いだエレヴァンは残り300mで抜け出し、大外から追い込むザレヴナントに1馬身1/2差をつけてゴール。さらに1馬身1/2差の3着には5番人気のチェックアンドチャレンジが続き、マイラプソディは最下位の10着に沈んだ。

 エレヴァンは6月のG3ポールドムーサック賞に続く2度目の重賞制覇。その後、8月のジャックルマロワ賞でG1に挑戦して初黒星(3着)を喫したものの、仕切り直しの今回を快勝して通算5戦4勝とした。