マイルG1を2勝のサフロンビーチ、サウジC遠征を目前に突然の引退

2023年02月15日 14:20

 英仏でマイルG1を2勝の5歳牝馬サフロンビーチが引退することになり、同馬を管理するJ.チャプルハイアム調教師が現地14日に自身の公式ツイッターで声明文を公開した。

 声明文によると、サフロンビーチは選出済みのサウジカップ遠征に向けた内視鏡検査の結果が思わしくなく、このまま引退して繁殖入りする決断が下された。初年度はフランケルが交配される予定とのこと。

 サフロンビーチは2021年10月の英サンチャリオットステークスでG1初制覇を飾り、それから休み明けで臨んだ2022年3月のドバイターフで1着同着のパンサラッサとロードノースから約3馬身半差の4着に善戦。同8月には仏ロートシルト賞で2度目のG1勝ちを飾るなど、マイルを中心に高いパフォーマンスを発揮し続けた。

 また、同12月にはタタソールズ・ディセンバーメアセールにおいてサウジアラビアのファイサル殿下が360万ギニー(約6億2000万円)で落札。サウジCを目指すことになっていた。チャプルハイアム師は声明文の中でオーナー陣営に感謝の意を申し添えている。