【レッドシーターフH】カプリの全弟タワーオブロンドンが長距離適性を発揮
2024年02月25日 12:00
現地24日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたG3レッドシーターフハンデキャップ(芝3000m)は追い込み決着となり、アイルランドのタワーオブロンドンが英国のエネミーをゴール寸前で差し切った(アタマ差)。
レースは日本のリビアングラスが逃げ、アイアンバローズが2番手でスローペース。主導権をにぎって押し切りもあるかに思われたが、直線に入ると先頭が何度も入れ替わる激戦となる。ゴール前では後方から馬群の中を抜けたエネミーが、外から伸びるジアヴェロットと併せて叩き合いになるも、直線入口でジアヴェロットらが壁となり外へ切り替えたタワーオブロンドンが遅れて猛追。最後に際どくエネミーを差し切った。
さらに3/4馬身差の3着にジアヴェロットが続き、日本勢は好位から残り300mで先頭に立ったエヒトの5着が最高。その他はブレークアップ(9着)、リビアングラス(10着)、アイアンバローズ(12着)と後方に沈んだ。
タワーオブロンドンはA.オブライエン調教師が管理するガリレオ産駒の4歳牡馬で、全兄に2017年の愛ダービーと英セントレジャー勝ちのカプリを持つ良血。兄と同様の長距離適性を発揮して待望の重賞初制覇となった。