現代競馬のレジェンド、日本にも大きな足跡を残したO.ペリエ騎手が引退表明

2024年04月24日 12:24

 凱旋門賞を通算4勝するなど世界を股にかけて活躍したフランスのO.ペリエ騎手が現地23日に引退を表明。地元のフランスをはじめ各国の競馬メディアが速報した。

 ペリエ騎手は25日にラ・テスト・ド・ビュック競馬場での騎乗を最後にブーツを脱ぐとのことで、『PA news agency』に対して「健康状態は良好だが、馬が必要だし鍛錬が必要なものだから、あまり多くの馬を集められないなら引退する時さ。2、3頭では難しいからね」と、騎乗機会の減少を決断の理由に挙げている。

「長いキャリアにおいて十分な成功を得たよ。3700勝以上して、500を超える重賞に勝った。アラブ種でもサラブレッドでも勝ったしG1は165勝したのだから、振り返るとアメージングなキャリアだよ」「ダービーにキングジョージ、ロイヤルアスコット開催と英国の大レースを全て勝った。日本ではジャパンカップなどのG1を12勝したし、ブリーダーズカップや欧州のあらゆるダービーもね」と輝かしいキャリアを誇るとともに、個別の馬名としてゴルディコヴァとパントレセレブルを挙げたペリエ騎手。

「だから今がその時さ。体調はいいし全て問題ない。決断には淋しい思いもあるけど、今朝は6頭に乗って、明日も調教で何頭かに乗る。それに、馬には乗り続けるよ。皆が馬を愛しているように、私にも情熱がある」と今後も馬に関わっていく考えを明かし、しばらく休養を取って新たな活動に移ると話している。