ライバルの術中にはまったドラクロワ、オブライエン師は愛チャンピオンSでの雪辱誓う

2025年08月21日 13:30

 現地20日のG1英インターナショナルステークスにドラクロワを送り込んだA.オブライエン厩舎だったが、ペースメーカーを起用したライバル陣営のオンブズマンに及ばず3馬身半差の2着に敗れた。

 オブライエン調教師は英競馬メディア『At The Races』に対し、「本当に最悪だった。レース前には誰もペースメーカーを追わないようなら自分たちで追うかと話していたんだ。だから彼らが飛び出した時にライアン(ムーア騎手)も行くつもりだったが、結局は控えることにした」「するとどんどんペースを落とされ、こちらはポケットに入ってしまった。それで終わりだよ。あちらがやったのは直線を全力疾走することだけで、あとは歴史が示すとおりだ」とレースを振り返った。

 さらに同師は「うちの馬はハイテンポなレースを好むが、今回は御覧のようにジョンの馬(ゴスデン厩舎のオンブズマン)が勝った。彼は望んだとおりの結果を手にし、私たちは今日はそうならなかった」「こういうことは毎日のように起こるし、また起こるだろう。勝利よりも敗北から多くを学ぶことを忘れてはならない」「ドラクロワが元気ならレパーズタウンで戻ってくる。また同じことが起こらないことを願うよ」と続け、オンブズマンとの再戦が予想されるアイリッシュチャンピオンステークスでの雪辱を誓った。