コンスティテューションリバーが仏ダービー制覇、オブライエン勢が上位独占
2026年06月01日 12:55
現地31日、仏シャンティイ競馬場でG1仏ダービー(3歳・セン馬不可、芝2100m)が行われ、R.ムーア騎乗の1番人気コンスティテューションリバーが勝利。A.オブライエン厩舎勢が3着までを独占した。
16頭立ての15番枠だったコンスティテューションリバーはスタートからしばらくポツンと馬群の外側を進み、内の隊列が落ち着いてから5番手あたりに合流。レースは3頭出しだったオブライエン厩舎のペースメーカー担当モントリオールが逃げ、3番人気の同厩馬ホークマウンテンが2番手、コンスティテューションリバーも道中で3番手に上げていく。
最後の直線に入って各馬が追い出すと、残り200メートルではオブライエン勢が横並びで先頭争い。残り100メートル手前でコンスティテューションリバーが前に出ると、最後はホークマウンテンに3/4馬身差の勝利を収めた。
さらにアタマ差の3着は逃げ粘ったモントリオール。4着にはオブライエン師の娘のアナ氏が所有し、弟のドナカ師に預けたアボーイネームドスージーが入り、オブライエン一家が4着までを占める結果となった。2番人気に推されていた昨年の凱旋門賞馬ダリズの弟ダリズアンは7着、G1仏2000ギニー2着馬コモレビは10着に終わった。
ウートンバセット産駒のコンスティテューションリバーは、英ダービーの前哨戦にあたるリステッドのディーステークスを7馬身差で圧勝。しかし英ダービーには向かわずフランス遠征を選択し、見事にダービー馬の称号を得た。
オブライエン師は3度目の仏ダービー制覇。英競馬メディア『At The Races』によると同師は「3人の騎手はレース前に話し合い、非常にいいコミュニケーションを取っていた」とムーア騎手、C.スミヨン騎手、W.ローダン騎手をたたえ、「(大外枠だった)コンスティテューションリバーはまだ幼く経験も浅いので、苦戦を強いられるだろうと思っていた。(前走の)チェスターでは馬場がやや緩かったので楽勝したが、良馬場の今回はまったく異なる状況になると考えていた」と振り返った。
この結果を受け、大手ブックメーカー『コーラル』は7月の英G1エクリプスステークスでのコンスティテューションリバーのオッズを、オンブズマンと並ぶ3.5倍の1番人気に設定。さらに10月の仏G1凱旋門賞でのオッズも11倍までカットした。
オブライエン師はエクリプスS出走の可能性を否定しなかったものの、「体格の大きな馬なので、夏の間は無理に調教するつもりはない。次のレースに向けて、少しじっくり調整することになるかもしれない」と語り、「オーナーも時間をかけて検討するだろう。夏は少し休養させて、秋に凱旋門賞のトライアルなどに出すかも」との見通しを示した。