ドバイWCを制したマグニチュード、米G1スティーブンフォスターSも逃げ切り実力証明
2026年06月28日 14:24
米G1スティーブンフォスターステークス(4歳以上、ダート9ハロン)がチャーチルダウンズ競馬場で現地27日に行われ、ドバイワールドカップからの帰国初戦となるマグニチュード(2番人気)がマイペースに持ち込んで鮮やかに逃げ切った。
わずか5頭立てながら4頭がG1ホースという強豪が集った一戦は馬場に水が浮く状態で争われ、マグニチュードが大外からスムーズにハナへ。向正面では1馬身半ほどの差で5番人気ウィリーディーズと4番人気ホワイトアバリオが追走し、3馬身ほど空けて1番人気ソヴリンティとゲート後手の3番人気バエザが追い掛けた。
半マイル通過47秒38のマイペースに持ち込んだマグニチュードに対し、第3コーナーからホワイトアバリオが追撃態勢に入ると、ソヴリンティとバエザも一気に進出。しかし、マグニチュードのJ.オルティス騎手は最終コーナーの手前で後ろを確認する余裕を持って直線に入り、背後に迫る後続を突き放してゴールに飛び込んだ。
バエザが1馬身1/4差の2着、ソヴリンティは直線入口で2番手まで上がるも力尽き、さらに4馬身差の3着に完敗。これから4馬身1/2差でホワイトアバリオは4着に終わった。
S.アスムッセン調教師が管理するノットディスタイム産駒のマグニチュードは、フォーエバーヤングを破った前走のドバイWCからG1連勝。昨年11月に今回と同舞台のG2クラークステークスを制してから4連勝で通算5度目の重賞勝ちとした。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、アスムッセン師は「なんてアメージングな馬、完ぺきなストーリーなんだ。彼はプログラムを通じて成長し、今の地位まで上り詰めた。前回はフォーエバーヤングを破り、そして今日はあの相手たちを打ち負かした。なんて特別な日で、特別な瞬間なんだ」と歓喜。
マグニチュードを所有するウィンシェルサラブレッズのR.ウィンシェル氏は、10月31日のブリーダーズカップクラシックを視野に入れつつ、今後はかつて所有していたガンランナーと同じ過程を念頭にサラトガ開催へ向かう考えを明かしている。
なお、3着で人気を裏切る格好になったソヴリンティのW.モット調教師は「もっと上位でゴールすると思っていた」と落胆。アルバラード騎手の話として、ソヴリンティが向正面で進んでいかずに先行勢から離れるという、昨年には見せていなかった挙動があったことを敗因に挙げた。また、J.シレフス調教師の死去を受けて後を引き継いだバエザについては「一瞬、彼が勝ち馬を追い抜くかもしれないと思ったが、彼の場合もペースが少し緩すぎたようだ」と振り返っている。