​クールモア総帥も凱旋門賞のセン馬開放に反対、「真の大レースではなくなる」

2026年06月30日 12:00

 世界屈指の競馬グループとして知られるクールモアの総帥、J.マグニア氏がフランスギャロが進めるG1凱旋門賞のセン馬への開放について否定的な見解を示した。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

 凱旋門賞のセン馬開放については、フランスギャロが制限を撤廃する案を「圧倒的多数で承認」した直後から反対する声が各方面から浮上。フランスを代表する名伯楽のA.ファーブル調教師は「断固反対」と明言し、世界的な調教師として知られるA.オブライエン師も「セン馬の方が調教しやすいので、(ルール変更は)不公平なアドバンテージになる」と懸念を示した。

 そしてディラントーマス(2007年)とファウンド(2016年)で凱旋門賞を制しているマグニア氏も「凱旋門賞にセン馬を出走させないでほしいと願っている。純粋主義者の多くは反対するのではないだろうか」とコメント。「物事には二面性があるが、私はあくまで生産の側面、そしてサラブレッドの品種全体の観点から話している。凱旋門賞は真のビッグレースのひとつだが、セン馬を含めてしまえばもはやそうではなくなってしまうだろう」と持論を述べた。

 さらに同氏は「私の義父(名調教師だったV.オブライエン氏)は常々こう言っていた。もし私がセン馬ばかりを管理する厩舎を持っていたら、ブックメーカーはもっと大変な目にあっていただろうとね」と続け、盟友であるA.オブライエン調教師と同様にセン馬のアドバンテージに警鐘を鳴らしていた。