英G1ジュライCはコマンチェブレーブが快勝、サトノレーヴは粘りを見せるも3着

2026年07月12日 11:07

 英G1ジュライカップ(3歳以上、芝6ハロン)が現地11日にニューマーケット競馬場で行われ、日本から遠征中のサトノレーヴが1番人気の支持を集めて出走。好発から押し出されるように集団を率いる形となり、終盤に粘りを見せるも背後でマークするコマンチェブレーブ(6番人気タイ)に差し切られて3着に敗れた。

 サトノレーヴは両脇のヴェネチアンサン(3番人気)、ミッションセントラル(4番人気)とともに好発を決めたが、馬任せに先行するサトノレーヴに対してヴェネチアンサンはすぐに引き、ミッションセントラルも徐々に控えて1馬身差で中間点を通過。コマンチェブレーブはミッションセントラルと並ぶようにサトノレーヴの背後についた。

 残り2ハロンを切るとサトノレーヴのC.ルメール騎手が激しく腕を動かしはじめたが、馬場の外側に出たコマンチェブレーブは持ったままの手応えから満を持してのスパート。さらに外へ回り込んだヴェネチアンサンと道中並走の9番人気コップルが追撃するも、コマンチェブレーブは2着のヴェネチアンサンから1馬身のリードを守り切った。

 サトノレーヴはコマンチェブレーブにかわされてから苦しいかに見えたが、そこから粘ってコップルを差し返し、ヴェネチアンサンにクビ差の3着。さらに短アタマ差の4着にコップルが続いた。

 コマンチェブレーブはD.オブライエン調教師が管理するウートンバセット産駒の4歳牡馬でG1初制覇。4月のチェアマンズスプリントプライズで2着のサトノレーヴから2馬身差(5着)と目途を立てると、次戦のG2グリーンランズステークスで重賞初勝利を飾り、続く前走のクイーンエリザベス2世ジュビリーステークスでもサトノレーヴから2馬身半ほどの7着でゴールしていた。

 オブライエン師は英競馬メディア『attheraces.com』などに対し「今回のスプリンターたちに大きな差はなかったし、彼はG2を勝っているのだからG1勝ちに挑戦する以外にないよね? (QE2世)ジュビリーSで負けた馬がここに来て勝つのを何回か見てきたから、挑戦にためらいはなかったし上手く行った」「ビリー(ロックネイン騎手)にはゲートを出して他に行く馬がいればグレートだし、そうでなければ自分で行けばいいと言っておいたんだ。サトノレーヴの後ろのいい所を取れて、好きなだけついていけた」と快勝劇を振り返っている。

 なお、コマンチェブレーブの次戦についてオブライエン師は「あらゆるスプリント戦に登録がある」としたものの、具体的にはまだ分からないとコメントした。