性齢 | 牡3 |
---|---|
父 | Kingman |
母 | Knyazhna |
母の父 | Montjeu |
調教師 | P.バリー |
近年は凱旋門賞で鳴りを潜めていた地元・フランスの3歳牡馬たちだが、昨年は仏ダービー馬ヴァデニが小差の2着と気を吐いて久々に存在感を発揮。今年もダービー馬のエースインパクトが前売り1番人気と優勝争いを期待されている。そしてもう1頭、このフィードザフレームの実力も侮れない。
デビューは今年の4月9日と遅かったが、その初陣を5馬身半差で楽々と飾ると、2戦目も5頭立ての最後方からノーステッキの快勝で2連勝とし、無傷で仏ダービーに駒を進めた。2番人気の支持を集めたダービーでは後方を追走し、さらに後ろのエースインパクト(3番人気)に並ぶ間もなく抜き去られて完敗(4着)したが、次戦のパリ大賞は最後方の7番手から直線で馬群を割り、強烈な末脚で差し切りを決めた。
2か月で4走目のパリ大賞からひと息入れた前走のニエル賞は、ペースメーカーの僚馬を誰も追い掛けず、脚を溜める集団の最後方から追い込み及ばず2着に終わったものの、展開のアヤは明らか。頭数が増える本番は流れが一段と厳しくなるうえ、他馬と比較してひと際大きく映る巨体からも、ひと叩きされての前進は必至だろう。パリロンシャン競馬場では凱旋門賞と同じ2400mでの2戦を含む4戦3勝(2着1回)。エースインパクトにはない経験値があり、ダービーでつけられた差を逆転しても不思議はない。