性齢 | 牡3 |
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父 | Heart's Cry |
母 | Fluff |
母の父 | Galileo |
調教師 | A.オブライエン |
日本産馬として初めて英セントレジャー制覇の快挙を成し遂げたハーツクライ産駒のコンティニュアスが、中1週の強行軍で凱旋門賞に挑む運びとなった。そのセントレジャーは後方追走から早めに抜け出し、2馬身から3馬身のリードを守り抜く強い内容。豊富なスタミナと心肺能力の高さを印象づけた。
ここまでの道のりもハーツクライ産駒らしい成長曲線を描いている。2歳の昨年はデビュー2連勝で重賞初制覇と素質の高さを見せ、3歳の今年は英ダービー前哨戦のダンテSで3着(同着)。本番をディープインパクト産駒のオーギュストロダンに譲って自身は仏ダービーに回り、結果はエースインパクトの8着に終わったものの、逃げる1番人気ビッグロックの直後につけ、直線半ばまで食らいつくスピードを披露した。勝機を失ってからR.ムーア騎手は手綱を緩めており、着順ほど負けてもいない。
続くキングエドワード7世Sでも英ダービー2着のキングオブスティールに完敗したが、2か月後のグレートヴォルティジュールSでは3馬身3/4差の完勝と変わり身を見せ、前走の英セントレジャー制覇につなげた。この連勝では後方に控えて末脚勝負と勝ちパターンが定まり、ムーア騎手も手の内に入れてきた感がある。英セントレジャーと凱旋門賞の同一年制覇は過去になく、難しい挑戦になることは間違いないが、日本産馬として再びの快挙なるかに注目したい。