凱旋門賞 2024/10/6(日) 23:20発走 パリロンシャン競馬場

レース傾向(STATS)

世界最高峰の競走の一つとして知られている、凱旋門賞。 悲願の初制覇に向け、今年は日本からシンエンペラー1頭がエントリーしている。 過去10年のデータより、凱旋門賞の出走馬レーティング、ゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • ブルーストッキング

    121

  • ザラケム

    120

  • ルックドゥヴェガ

    120

  • ファンタスティックムーン

    120

  • ロスアンゼルス

    120

  • シンエンペラー

    120

  • マルキーズドゥセヴィニエ

    120

  • ソジー

    119

  • アルリファー

    119

  • アヴァンチュール

    119

  • シュルヴィー

    117

  • サンウェイ

    116

  • アヤザーク

    116

  • デリウス

    115

  • セヴェナズナイト

    115

  • コンティニュアス

    114

※注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして3ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが10月3日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのはイギリスのブルーストッキングで121、次いで日本から出走するシンエンペラーら6頭が120となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 0 2 2 6 0% 20% 40%
2 1 1 1 7 10% 20% 30%
3 2 2 0 5 22.2% 44.4% 44.4%
4 1 1 0 7 11.1% 22.2% 22.2%
5 0 0 1 9 0% 0% 10%
6 2 0 0 8 20% 20% 20%
7 0 0 1 8 0% 0% 11.1%
8 1 0 0 10 9.1% 9.1% 9.1%
9 0 1 2 7 0% 10% 30%
10 0 0 0 9 0% 0% 0%
11 0 2 0 7 0% 22.2% 22.2%
12 2 0 0 8 20% 20% 20%
13 0 0 0 9 0% 0% 0%
14 1 0 0 8 11.1% 11.1% 11.1%
15 0 1 1 6 0% 12.5% 25%
16 0 0 1 4 0% 0% 20%
17 0 0 0 5 0% 0% 0%
18 0 0 1 4 0% 0% 20%
19 0 0 0 3 0% 0% 0%
20 0 0 0 2 0% 0% 0%

最も1着の回数が多いのは3番ゲート、6番ゲート、12番ゲートの2回。連対率、3着内率にまで広げると1番ゲート、2番ゲート、4番ゲートが好成績を収めている。昨年の覇者エースインパクトは8番ゲートだった。

昨年の覇者エースインパクト(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 3 3 4 52 4.8% 9.7% 16.1%
4歳 5 4 4 42 9.1% 16.4% 23.6%
5歳 2 3 2 25 6.3% 15.6% 21.9%
6歳 0 0 0 9 0% 0% 0%
7歳以上 0 0 0 4 0% 0% 0%

最も勝利を輩出しているのが4歳馬で5回、次いで3歳馬の3回、5歳馬の2回となっている。6歳以上の馬の勝利はおろか、3着以内に入ったこともはない。人気が予想されるソジーは今年3歳だが、果たしてどうか?

人気が予想される3歳馬ソジー(Photo by REX/アフロ)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬 5 7 9 103 4% 9.7% 16.9%
牝馬 5 3 1 29 13.2% 21.1% 23.7%

過去10年は牡馬と牝馬が5勝ずつだが、連対率・3着内率では牝馬が上回っている。昨年の覇者エースインパクトは牡馬、2022年の覇者アルピニスタは牝馬、2021年の覇者トルカータータッソは牡馬となっている。

有力馬の一頭、牡馬ルックドゥヴェガ(Photo by REX/アフロ)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 14% 23.3% 37.2%
10倍~29.9倍 5% 17.5% 20%
30~49.9倍 5.9% 11.8% 17.6%
50~99.9倍 0% 0% 9.1%
100倍以上 2.5% 2.5% 2.5%

単勝オッズ別成績。単勝10倍未満が最も勝率が高く、連対率・3着内率もトップ。次いで、30~49.9倍、10倍~29.9倍の順になっている。2021年はトルカータータッソが単勝110.5倍で勝利しており、思わぬ伏兵が勝利をする場合もあり得る。
※2016年以降はJRA発売オッズ。それ以前は現地オッズ。

2021年に凱旋門賞を制したトルカータータッソ(Photo by Scoopdyga)

表6:前走レース別成績表

凱旋門賞における成績
前走レース 1着 2着 3着
アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 3 3 1
ヨークシャーオークス(G1) 2 2 1
フォワ賞(G2) 1 2 1
バーデン大賞(G1) 1 0 1
セプテンバーステークス(G3) 1 0 0
ヴェルメイユ賞(G1) 1 0 0
ギヨームドルナノ賞(G2) 1 0 0
ソードダンサーステークス(G1) 0 1 0
パリ大賞(G1) 0 1 0
キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1) 0 1 0
ニエル賞(G2) 0 0 2
英セントレジャー(G1) 0 0 1
ムーランドロンシャン賞(G1) 0 0 1
英インターナショナルステークス(G1) 0 0 1
愛セントレジャー(G1) 0 0 1


過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。アイリッシュチャンピオンステークスが3勝、ヨークシャーオークスが2勝となっている。今年はシンエンペラー、ロスアンゼルスらがアイリッシュチャンピオンステークスをステップに凱旋門賞制覇を狙う。その他はフォワ賞やヨークシャーオークス、バーデン大賞など、国もレースの格も多彩なレースが上位を占める。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
フランス 4 5 5 60 5.4% 12.2% 18.9%
イギリス 4 3 3 19 13.8% 24.1% 34.5%
アイルランド 1 2 1 24 3.6% 10.7% 14.3%
ドイツ 1 0 1 8 10.0% 10.0% 20.0%
オーストラリア 0 0 0 1 0% 0% 0%
日本 0 0 0 18 0% 0% 0%
カタール 0 0 0 1 0% 0% 0%
チェコ 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのが地元フランスとイギリスの4勝、アイルランドとドイツが1勝ずつとなっている。日本から参戦するシンエンペラーは悲願の日本馬による凱旋門賞制覇を手にすることができるだろうか?

日本から参戦予定のシンエンペラー(Photo by Getty Images)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

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