ブリーダーズカップフィリー&メアターフ

Breeders' Cup Filly & Mare Turf

2016/11/06(日)04時43分発走 ※発走日時は日本時間

サンタアニタパーク競馬場

アルズギャル

アルズギャル
2016年のビバリーDステークスでシーカリシと激しく競り合うアルズギャル(写真左)。
性齢 牝5
English Channel
Dans La Ville
母の父 Winning
調教師 M.メイカー(USA)

アメリカ調教馬ながら、2歳夏のデビューから前走までの計26戦のうち、ダート経験は昨年7月の2戦のみ。今年2月までの19戦で、いわゆるステークス級のレースに出走したのも昨年の準重賞1戦のみと、下級条件でコツコツ実力養成を図ってきた。そんな地味なキャリアに3月から変化が表れはじめ、9.5ハロンのG3で重賞に初挑戦。結果は6頭立ての4着と振るわなかったものの、さらに12ハロン、そして9.5ハロンのG3を連戦してともに2着と、勝ち負けに絡む活躍を披露できるまでに前進する。4戦目で夏場の重要牝馬G1ビバリーD.Sに臨むと、後方追走から巧みに馬群を捌いて直線鋭進し、先に抜け出したシーカリシを半馬身差まで追い詰め2着。芝路線の最前線に顔をのぞかせた。

1か月後には10.5ハロンの準重賞で貫禄勝ち。そしてついに前走、BCフィリー&メアターフの重要前哨戦の一つであるE.P.テイラーSを快勝し、重賞初制覇をG1で飾った。スタート後すぐにコーナーを迎えるウッドバイン競馬場の10ハロンで、ビバリーD.Sとは一転して素早く2番手に取りつくと、背後から追いすがる2着馬をハナ差振り切る味な内容。重賞戦線を歩みはじめてからの進化と安定感は目を見張る。10ハロンを超える距離もこなすスタミナと、G1で前後自在に立ち回れる柔軟性を兼ね備えているのも、相手関係を読みにくい国際レースでは武器で、まさに伏兵というべき不気味さを漂わせている。

  日付 レース 着順 競馬場 馬場 距離
近3走 2016/10/16 E.P.テイラーS G1 1 ウッドバイン 2000
2016/9/15 レディースマラソンS L 1 ケンタッキーダウンズ 2100
2016/8/13 ビヴァリーD. S G1 2 アーリントンパーク 1900
  日付 レース 着順 競馬場 馬場 距離
主な戦績 2016/10/16 E.P.テイラーS G1 1 ウッドバイン 2000
2016/8/13 ビヴァリーD. S G1 2 アーリントンパーク 1900
2016/7/9 モデスティ・ハンデキャップ G3 2 アーリントンパーク 1900