エピカリス
性齢 | 牡3 |
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父 | ゴールドアリュール |
母 | スターペスミツコ |
母の父 | カーネギー |
調教師 | 萩原清 |
無敗で臨んだ前走のUAEダービーは、積極果敢に主導権を奪いに出ると、迎えた直線ではUAE2000ギニー馬サンダースノーと激しい叩き合いを演じ、一時は突き放さんばかりの粘り腰。最後の最後にハナひとつほど逆転されて初黒星を喫したエピカリスだったが、まさに負けて強しの内容を残した。日本とは質の異なるダート、そして海外遠征も初めてのことながら高い対応力を示し、コースを含め実績最上位の相手をきりきり舞いさせたのだから価値ある2着。試合に負けて勝負に勝ったと評しても構わないのではないか。
ベルモントSは2400mへの距離延長が鍵となるが、出走する全馬が未経験のため条件は同じで、こればかりは下駄を履くまで判らない。昨年、UAEダービーを制してベルモントS3着に好走したラニの例から、ベルモントパーク競馬場のダート適性については心配なさそうなうえ、UAEダービーでは国内のダート戦でも経験のない水分を多量に含んだ馬場状態を問題にせず、日本のダート馬にとって課題のスピードでも互角以上の脚力を証明した。
ベルモントSは最終コーナーで3~4番手以内の馬が勝つケースが多いだけに、スピードの裏付けがあるのは何より。体調さえ整っていれば、ラニ以上の見せ場を作る可能性を秘めている。
エピカリスの競馬データ