オセアニアにおける中距離路線の最強馬決定戦、コックスプレート。
過去10年のデータより、コックスプレートの出走馬レーティング、ゲート番別、単勝オッズ別、前走レース別のレース傾向を分析する。
最も勝利回数が多いのは6番ゲートの3回。連対率、3着内率にまで広げると7番ゲート、4番ゲートも好成績を収めている。昨年の覇者ロマンチックウォリアーは7番ゲートだった。表2:ゲート番別成績表
ゲート番
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
1
1
0
1
8
10%
10%
20%
2
0
1
0
9
0%
10%
10%
3
1
2
0
7
10%
30%
30%
4
1
1
2
6
10%
20%
40%
5
1
1
1
7
10%
20%
30%
6
3
0
0
7
30%
30%
30%
7
1
3
2
4
10%
40%
60%
8
0
1
1
8
0%
10%
20%
9
0
0
0
7
0%
0%
0%
10
0
1
0
5
0%
16.7%
16.7%
11
1
0
1
4
16.7%
16.7%
33.3%
12
0
0
0
6
0%
0%
0%
13
1
0
0
3
25%
25%
25%
14
0
0
2
2
0%
0%
50%
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 |
勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3歳 | 1 | 2 | 2 | 11 | 6.3% | 18.8% | 31.3% |
4歳 | 3 | 3 | 2 | 20 | 10.7% | 21.4% | 28.6% |
5歳 | 3 | 2 | 2 | 21 | 10.7% | 17.9% | 25% |
6歳 | 2 | 2 | 3 | 10 | 11.8% | 23.5% | 41.2% |
7歳以上 | 1 | 1 | 1 | 21 | 4.2% | 8.3% | 12.5% |
4歳と5歳が最も多く3勝。次いで6歳の2勝と続き、連対率、3着内率でも好成績を収めている。日本から参戦予定のプログノーシスは6歳。好結果を期待したい。
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 |
勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
牡馬・セン馬 | 5 | 10 | 7 | 71 | 5.4% | 16.1% | 23.7% |
牝馬 | 5 | 0 | 3 | 12 | 25% | 25% | 40% |
過去10年は5勝ずつだが、近年は牡馬・セン馬が4連勝となっている。連対率・3着内率では牝馬が上回っている。
勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
---|---|---|---|
10倍未満 | 30.3% | 51.5% | 66.7% |
10倍~29.9倍 | 0% | 4.3% | 13% |
30~49.9倍 | 0% | 5.6% | 11.1% |
50~99.9倍 | 0% | 0% | 0% |
100倍以上 | 0% | 0% | 0% |
単勝10倍未満の馬が最も勝率が高く30.3%。連対率・3着内率で見ても好成績を収めている。2018年は1.24という圧倒的1番人気に応え、ウィンクスが4連覇を達成している。単勝オッズが10倍を超えた馬の優勝はなく順当に人気馬が勝利する傾向だが、2着3着には単勝オッズ10倍以上の馬が入ることもあり、伏兵の馬にも注意が必要だ。
※2019年はJRAオッズ、それ以外は現地オッズ。
コックスプレートにおける成績 | |||
---|---|---|---|
前走レース | 1着 | 2着 | 3着 |
ターンブルステークス(豪・G1) | 3 | 1 | 2 |
マイトアンドパワーステークス(豪・G1)※ | 1 | 3 | 2 |
ラドブロークスステークス(豪・G1) | 1 | 1 | 1 |
エプソムハンデキャップ(豪・G1) | 1 | 0 | 1 |
宝塚記念(日・G1) | 1 | 0 | 0 |
ニエル賞(仏・G2) | 1 | 0 | 0 |
タタソールズゴールドカップ(愛・G1) | 1 | 0 | 0 |
サラトガダービー(米・G1) | 1 | 0 | 0 |
アイリッシュチャンピオンステークス(愛・G1) | 0 | 1 | 1 |
スプリングチャンピオンステークス(豪・G1) | 0 | 1 | 1 |
キングチャールズ3世ステークス(豪・G1)※※ | 0 | 1 | 0 |
コーフィールドギニー(豪・G1) | 0 | 1 | 0 |
コーフィールドカップ(豪・G1) | 0 | 1 | 0 |
グレートヴォルティジュールステークス(英・G2) | 0 | 0 | 1 |
クランボルンカップ(豪・L) | 0 | 0 | 1 |
※2022年までコーフィールドステークス(G1)、2023年からマイトアンドパワーステークス(G1)で施行。
※※2022年までジョージメインステークス(G1)、2023年からキングチャールズ3世ステークス(G1)で施行。
過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。ターンブルステークスをステップにした馬が最も多く3回優勝している。他はマイトアンドパワーステークスやラドブロークスステークスなどオーストラリアの主要レースからの参戦が目立っている。
調教国 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 |
勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
オーストラリア | 6 | 7 | 6 | 67 | 7.0% | 15.1% | 22.1% |
アイルランド | 2 | 1 | 1 | 4 | 25.0% | 37.5% | 50.0% |
香港 | 1 | 0 | 0 | 0 | 100% | 100% | 100% |
日本 | 1 | 0 | 0 | 1 | 50% | 50% | 50% |
ニュージーランド | 0 | 1 | 2 | 4 | 0% | 14.3% | 42.9% |
UAE | 0 | 1 | 0 | 0 | 0% | 100% | 100% |
イギリス | 0 | 0 | 1 | 4 | 0% | 0% | 20.0% |
フランス | 0 | 0 | 0 | 2 | 0% | 0% | 0% |
最も勝利を挙げているのが地元オーストラリアで6勝。次いでアイルランドが2勝となっている。人気が予想されるオーストラリアのヴィアシスティーナは果たしてどうだろうか?
注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。