ヴィブロス
性齢 | 牝4 |
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父 | ディープインパクト |
母 | ハルーワスウィート |
母の父 | Machiavellian |
調教師 | 友道康夫 |
ここまで1着時の体重が414キロとかなり小柄なヴィブロスにとって、ドバイへの輸送は大きなハードルとなるものの、それをクリアできるようであれば、ドバイターフは機を捕らえた挑戦かもしれない。全姉ヴィルシーナがスピードを武器にヴィクトリアマイル連覇を達成したのと対照的に、ヴィブロスは秋華賞制覇の内容が示すように中距離で鋭い決め手を発揮するタイプ。東京ほど直線が長くはないメイダンの1800mは条件的にベストに近いだろう。
重賞には5戦して秋華賞を勝っただけだが、そのうち2戦は軌道に乗る前の昨春、チューリップ賞と直後のフラワーカップで12着に大敗したもの。前者は未勝利勝ちから3か月半の休養初戦だった上に逃げており、現在のように脚質が定まっていなかった。また、後者は初の関東遠征でゲートのタイミングも合わず、不本意な形を強いられた。立て直した夏以降は末脚勝負の型ができ、再び中山に遠征した紫苑ステークスでは、フラワーCと同じように後方からのレースで2着に食い込でいる。重賞で牡馬と初対戦となった前走の中山記念はスローペースもあり5着止まりも、1番人気のアンビシャスとは半馬身差、リアルスティールには3馬身近くも先着。牡馬上位クラスとの力関係に一定の目途を立てられたのは収穫だった。
ヴィブロスの競馬データ