ジョーダンスポート
性齢 | セ5 |
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父 | Dubawi |
母 | Wonder Why |
母の父 | Tiger Hill |
調教師 | F.ナス(BH) |
ワールドカップデーに行われる4鞍のG1レースにおいて、ジョーダンスポートは最大の惑星になりそうだ。2歳7月のデビューからR.フェイヒー調教師、D.シムコック調教師、そして5歳を迎えた今年にはF.ナス調教師の元へと転厩を繰り返し、前哨戦のマハブアルシマールまで重賞勝利はおろか挑戦する機会もなかった。その競走生活は未勝利戦4連敗で幕を開け、初白星を挙げたのはハンデ戦。その後もひたすらハンデ戦でキャリアを築き、初勝利から前走までの19戦のうち17戦をハンデ戦で過ごしてきた。いわゆるブラックタイプのレースに出走したのは前走と昨年最後の準重賞(Listed)しかない。
そんな馬が挑んだ前走のマハブアルシマールは自身初のダート戦。スタートを決めて難なくハナを切ったジョーダンスポートは、併せるようについてきた2着馬の鞍上が直線手前で腕を動かしはじめたのに対し、持ったままの手応えでリードを広げにかかると、一方的に突き放して7馬身1/4差の圧勝を収めてしまった。それまでオールウェザーの経験はあったものの、7戦2勝で最大着差は2馬身。それが7馬身余りの着差をつけ、しかもレコードのおまけ付きなのだから、よほどダートが合ったと思うほかない。2000mでもレコードが更新された当日の馬場状態に留意は必要だが、本番と同舞台での実績だけに価値は大きい。
ジョーダンスポートの競馬データ