レイデオロ
性齢 | 牡4 |
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父 | キングカメハメハ |
母 | ラドラーダ |
母の父 | シンボリクリスエス |
調教師 | 藤沢和雄 |
2年前のドゥラメンテに続き、キングカメハメハ産駒の良血ダービー馬が世界制覇に向け海を渡る。昨年のダービーはスローペースを見て取ったC.ルメール騎手の好判断を受けての快勝劇。ペースが遅かっただけに走破時計も例年には及ばず、レベルを疑問視する声も聞かれたが、ひと夏越して迎えた神戸新聞杯では堂々の走りで完勝を収め、あらためて世代最強をアピールした。2着に下したキセキが次戦で菊花賞を制しただけでなく、ダービー2着馬のスワーヴリチャードもアルゼンチン共和国杯で古馬を一蹴すると、レイデオロの評価も相対的に高まっていった。
そうした中で臨んだジャパンカップは、年度代表馬キタサンブラックに次ぐ2番人気。いつも通りの先行策で主導権を握った王者に対し、レイデオロは中団で力みが目立つなど決してスムーズな道中ではなかったが、粘り強く末脚を伸ばして王者にクビ差の先着を果たした。シュヴァルグランにこそ先を譲ったものの、同舞台のダービーで疑問符をつけられた走破時計を3秒も短縮したのだから、実力を十分に証明した形だろう。
休養を挟んだ前走の京都記念は、仕上げに余裕を残した状態の上に主戦不在で人馬の呼吸が合わず、それでも少差3着なら悲観する内容ではない。前走から中6週以内の間隔では日本ダービーと2歳時のホープフルステークスを快勝しており、今回は本領発揮に期待が高まる。
レイデオロの競馬データ